こんにちは、絵本の翻訳コンテストの応募歴22年のさくらぶんたです。
毎年恒例の『いたばし国際絵本翻訳大賞』は、翻訳を目指している方、英語の実力を試してみたい方、学生の方、どなたでも参加できる楽しい企画なので、是非興味がある方は、チャレンジして頂きたいです。
毎年夏頃になると開催されるので、こちらの記事でも、最新情報をお届けしたいと思います。
気になる方は、すぐに公式サイトでチェックしてみてくださいね。
いたばし国際絵本翻訳大賞とは
板橋区立図書館(東京都)が主催している英語とイタリア語の絵本の翻訳コンテストです。
公式サイトはこちら
いたばし国際絵本翻訳大賞|板橋区立図書館 (city.itabashi.tokyo.jp)
このコンテストは、1992年より始まり、2024年に開催された第31回が最新となります。

2006年の第13回から参加してます。(途中数回抜けてます)
絵本の翻訳は、思った以上に難しくて、楽しい♪
誰でも応募できる
誰でも応募できます。
学生の方でも可能です。「中学生部門」の応募もあります。
海外からの応募も可能。
ただし、以下に該当する方は応募できないです。
・過去に同コンテストの同部門で大賞を受賞した方
応募方法
開催のおしらせは、毎年8月下旬~9月初旬頃に公式サイトより
掲示されます。
前回応募された方(希望者のみ)には、封筒での案内もあります。
・往復はがき
墓募集人数に制限があるので、先着順となるため、できればサイトからの応募が
おすすめです。
大体1週間か2週間くらいで事務所から応募番号と参加費用の振込先の連絡があります。
共訳で応募できる
共訳というのは、複数人で翻訳するタイプのことです。
代表者の名前で応募します。
両部門とも応募できる
翻訳する言語は、英語とイタリア語の二部門あります。
どちらかの応募でも、両方の応募でも可能です。
参加費用
前回(第30回)から少し値上がっていました。
・イタリア語部門: 5,700円(定員300人)
(原書代、郵送代、消費税含みます)
振込後に事務所から郵送で応募要項と原作本が送られてきます。
入賞に選ばれると
入賞の対象は、最優秀翻訳大賞、優秀賞、特別賞、入賞があります。
今までの経緯で見れば、最優秀翻訳大賞に選ばれると、日本語版で本が出版される際に、
翻訳者として名前が掲載されます。
ただし、日本語版の出版は、主催者側で確約されていないそうです。

次こそ最優秀翻訳大賞とりたい❣
最優秀翻訳大賞の受賞者になって、翻訳者として名を残したいですね(#^^#)
いたばしボローニャ絵本館
板橋区立中央図書館(2021年3月新規開館)内に、「いたばしボローニャ絵本館」があります。
公式サイトはこちら↴
いたばしボローニャ絵本館|板橋区立図書館 (city.itabashi.tokyo.jp)
板橋区と北イタリアボローニャ市との交流から、この翻訳コンテストの開催に
つながったそうです。約100カ国、70言語の絵本が揃っています。
機会があれば、開館時間内に訪問してみて下さいね。
第31回いたばし国際絵本翻訳大賞
2024年第31回の開催のお知らせは、こちらの公式HPにあります↴
https://www.city.itabashi.tokyo.jp/library/bologna/honyaku/2000179.html
*結果発表は、こちらの公式HPから↴
https://www.city.itabashi.tokyo.jp/library/bologna/honyaku/2000616.html
講師の評価も英語部門、イタリア語部門、それぞれ公開されていますので、興味がある方は確認してみてください。
英語部門に応募しました
今回も英語部門に応募しました(#^^#)
原書は『LALA’S WORDS』です。
イタリア語部門は『Vorrei un tempo lento lento』
イタリア語も挑戦してみたいですね☘️
過去の翻訳大賞の作品

過去に行われた翻訳大賞の原作と翻訳本を以下に紹介します。
原書と翻訳本が揃えば、翻訳の最高の勉強材料になります。
翻訳本は、図書館でも入手なので、地域の図書館をチェックしてみるのもいいですね。
第30回
英語部門 『If I Had a Little Dream』
英語部門の翻訳版『ちいさなゆめがあったなら』
イタリア語部門『IMMAGINA UN POSTO』
イタリア語部門の翻訳版『どんなところかあててごらん?』
第29回
英語部門 『Wish』
英語部門翻訳版 『ゆめわたげ』
イタリア語部門 『Prima di dormire』
イタリア語部門翻訳版 『きみにおやすみをいうまえに』
第28回
英語部門 『HOME IN THE WOODS』
英語部門翻訳版 『森のなかの小さなおうち』
イタリア語部門 『Il giardiniere dei sogni』
イタリア語部門翻訳版 『おはなしのたねをまくと・・・』
第27回
英語部門 『Leaf』
英語部門翻訳版 『もりにきたのは』
イタリア語部門 『Oggi no domani sì』
イタリア語部門翻訳版 『きょうはだめでもあしたはきっと』
公式HPに過去のタイトルリストがあります↴
(city.ithttps://www.city.itabashi.tokyo.jp/library/_res/projects/project_lib/_page_/002/000/098/titlelist20230822.pdfabashi.tokyo.jp)
きじとら出版
いたばし国際絵本翻訳大賞の絵本を多数取り扱っている出版会社の公式HPを
以下に紹介します↴
きじとら出版 (kijitora.co.jp)
きじとら出版を創立された小島明子氏は、いたばし国際絵本翻訳大賞の
大賞を受賞された方です。
出版会社を立ち上げて、ご自分が翻訳された本を出版されるって
すごい行動力だと思います。
大賞を取って、いつか自分の訳した本が出版されるのを夢見る
応募者の受け皿を造ってくれているといのは、有り難いです。
絵本の翻訳に関する参考書籍
私がいつも絵本を翻訳する際に参考にしている本をご紹介します。
絵本の翻訳について、分かりやすく丁寧に解説されていますので、絵本翻訳のことがよく分からない、という方にもおすすめです。
まとめ
2024年の大賞が決まりました。
大賞を取られた方、入賞された方々、おめでとうございます💐
私と同じく、惜しくも入賞されなかった方々、来年も一緒に頑張りましょう(*^^*)
挑戦すれば、結果がついてきますが、全て「学び」です。
損得で考えてしまえば「失敗」という言葉が出てくるかもしれませんが、成長と捉えれば全て学びになります。
今回の挑戦は、成長するための1つのステップです。
前よりも確実に成長した私たち、次も成長を積み上げるために挑戦していきましょう(*^^*)
いつか訳者として、自分の名前が掲載された翻訳本が出版される日を夢見て、皆さんも挑戦してみてくださいね(^^♪
最後までおつきあいくださり、ありがとうございました☘️