英作文で” neither ~ nor”を使いこなそう

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英文法

翻訳勉強中の私が、何となくは分かっているけれど、自分で英作文する際になかなか使いにくい英文法の一つに、この”neither~nor”があります。

英文を読んでいてこれが出てきたら、「~でもなく~でもない」という意味を当てはめると、大体の意味は分かるのですが、これを誰かに説明するとなると難しくなります。

この説明できない状態が、英文を作成する際に候補として出てこない単語となります。

今回は、この”netither~nor”を、私なりに調べてみたので、ここに共有したいと思います☆

 

“neither”とは

“neither ~ nor” の前に、それぞれの単語を調べてみます。

先に“neither”を考えてみます。

『ウィズダム英和辞典 第4版』から以下に引用します。(記号を一部省略)

〔no(ない)either(どちらも)〕

ー副 1【neither A nor B】AもBも・・・(し)ない、AでもBでもない(↔ both A and B)(相関接続詞的に用い、AとBは文法的に同等の要素)

語法(1)I neither drink nor smoke. 私は酒もタバコもやりません

ウィズダム英和辞典 第4版 三省堂 p1337

 

語源からも分かるように、”no”と”either”がくっついて”neither”です。
”not either ~ or ”に置き換えられるというのがわかります。

また、”neither”は、副詞になります。

 

 

副詞とは

 

副詞の働き:動詞、形容詞、副詞、文全体を修飾する。
      (名詞を修飾するのは形容詞)

 

 

”nor”とは

次に“nor”を考えてみます。

同じく『ウィズダム英和辞典 第4版』から以下に引用します。(記号を一部省略)

ー接 〘従属接続詞〙1 【neither A nor B】AもBも・・・(し)ない

          (中略)

John neither thin nor fat. ジョンはやせても太ってもいなかった。

ウィズダム英和辞典 第4版 三省堂 p1359

  

“nor”は、接続詞になります。

  

相関接続詞

 

“neither”と”nor”のそれぞれの品詞が分かったところで、“neither ~ nor”という一対の語句に対しても名称があるということを知りました。それは、相関接続詞と呼ばれています。

相関接続詞について分かりやすい説明が『英文法総覧』にありましたので、以下に引用します。

7. 相関接続詞

一対の語句(そのうち一つは接続詞、他は副詞であることが多い)が呼応して、全体として接続詞の役目をするものがあり、相関接続詞(correlative conjunction)と呼ばれることがある。

英文法総覧 大改訂新版 開拓社 p269

  

他には、both A and B, not only A but also Bなどが相関接続詞となります。

 

 

早速使ってみる

“neither ~ nor”を使って英文を作成してみましょう。

1. 彼はテニスも野球も好きではない。

  → He likes neither tennis nor baseball.
  (neither+名詞、nor+名詞)

  

2. 私は泳ぐことも潜ることもできない。

  → I can neither swim nor dive.
    (neither + 動詞、nor + 動詞)

 

3. 私の両親も先生もこの事実を知らない。

  → Neither my parents nor teachers know the truth.
   (neitherは文頭にも使える)

  

主語と動詞の一致

 

上記3.で示した例文では、動詞がどちらに(または両方に)ついているのか分かりにくいと思いますが、動詞は後半(teachers)の主語に一致します。

以下の例文で再度説明します。

 Neither my mother nor I am going to lunch.

動詞は、述語動詞に近い主語と一致します。

 

 まとめ

 

”neither ~ nor ”の言葉を調べるだけで、色々な英文法書やサイトで説明があるのですが、それぞれが違った角度で説明していることが分かりました。

相関接続詞という視点であったり、”either ~ or ”との比較であったり、ネイティブの視点であったり、本当に色々で面白かったです。

今回、それらを私なりにまとめてみたのですが、英文法や英単語を覚えたい場合は、自分で内容をまとめてみたり、例文を考えてみることをおススメします(#^^#)

 

以下は参考にした文法書です。書籍名の横に記載しているのは、あくまで私個人の感想です。

『ウィズダム英和辞典』:語源から英文法から全て網羅されている便利な辞典です。

 

『英文法総覧』:説明が分かりやすく、例文も豊富です。

 

『徹底例解ロイヤル英文法』:解釈が難しい場合にこちらを活用します。

 

『現代英文法講義』:体系的な説明が多く、視覚的にも見やすいです。

 

『英文法解説』:英文法の例外事例もしっかり網羅されています。

 

『TOEC L&Rテスト 文法問題 でる1000問』:品詞を効率よく覚えたいなら、コレ!

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