田舎に移住して5年になる、さくらぶんたです。
田舎生活は、意外とお金がかかります。
電気代を安くしたい!
田舎でも新電力会社に乗り換えたい!
毎月送られてくる電気代の請求書を見つめながら、月々の電気代を千円でも安くしたいと
思っていた私は、この標高600mに住みながら、新電力会社に乗り換えてみることに
しました。
結論、「田舎でも新電力会社で電気代を節約することができました!」
しかもスマホさえあれば、オンラインで簡単に手続きできるので、
わかりやすく順番に説明していきたいと思います。
1年間の電気使用量を把握
まずは、今の電力会社でどのくらい電気を使用して、いくらかかっているのか
把握してみましょう。
できれば1年間のデータが欲しいところですが、難しい場合は、
先月分の検針票を用意します。
電気使用量の年間データは、電力会社にWeb登録している場合、マイページ等で閲覧可能です。
この電気使用量は、直近の1か月分でも大丈夫なのですが、1年間分があれば、
より詳細なシミュレーションができます。
比較サイトを利用しよう
自分の地域に対応している電力会社を自分で調べるのは、結構大変です。
こういう時は、比較サイトを利用するのが一番早いです。
地域や金額などの条件で、比較できる電力会社を一覧で確認できるという利点も
あります。
比較サイトもいろいろあるのですが、おススメする比較サイトは、「エネチェンジ」です。
私もこちらのサイトを利用しました。
絞り込み検索
比較サイトでは、絞り込み検索ができるので、是非活用しましょう。
絞り込み検索で以下の項目にチェック☑しておきます。
・違約金
/解約金なし
・市場連携型なし
*「市場連携型」というのは、市場の価格変動の影響を受けるという意味です。
このタイプの電力会社は料金設定が安めですが、市場が高騰した場合に料金も高くなりますので、
リスクを避けたい場合は、「市場連携型なし」を選んでください。
価格のチェックポイント
絞り込み検索をかけると、おすすめランキングが出てきます。
ここで注意するのは、この料金に「ポイント価格」や「キャンペーン価格」が含まれているということです。
ポイント価格は、還元率が変更になる可能性があり、キャンペーン価格は一時的なものです。
節約したいのは、年間のトータル電気料金なので、この一時的なお得価格は、省略して
比較します。
以下は、「エネチェンジ」で検索した際に出てきた、サンプル画面です。(2024年4月現在)
画面上の「料金詳細+」をクリックすると料金の内訳が出てきます。
上記サンプルの場合、「電気代で貯まるポイント」と「選べる特典ポイント2倍キャンペーン」で
差し引かれている金額をあえて加算して、年間金額を考えます。
これを各企業(ランキングの1〜4位あたり)で行うと、実際にかかる年間金額で比較できるので、
自分なりの価格ランキングが明確になります。
使用条件をもう一度確認しましょう
ある程度企業を絞り込むと、早速公式サイトに入って、実際の契約プラン内容を確認します。
確認すべき使用条件
・家族構成
・電気利用時間(ピーク時間)
・違約金/解約金の有無
・市場連携型かどうか
・家族構成 :世帯人数
・電気利用時間 :一番電気を使う時間帯とあまり使わない時間
(例:平日の昼間は家族全員外出するのであまり使わない/夜は給湯器があるからよく使う)
「違約金・解約金」の有無や、「市場連携型」かどうかなどは、公式サイトで改めて確認して
おきましょう。
アンペアの確認
上記の条件を調べていて私が困ったことは「アンペア」の確認方法でした。
検針票にも記載がなかったのですが、ブレーカーで確認できました。
ちなみにアンペアとは、契約している電流の大きさです。
A(アンペア/電流)xV(ボルト/電圧)=W(ワット/消費電力)
現在加入している電力会社をチェックしょう
次に現在加入している電力会社の契約内容を改めてチェックします。
乗り換えた先で満足いかなかった場合、すぐに戻ってこられる契約かどうか確認をします。
チェックポイント⚡️
・違約金/解約金の有無
・現在の契約に再加入できるか
・違約金/解約金の有無 :こちらも、違約金と解約金の確認をしておきましょう。
もし発生する場合は、1年間で元が取れるか計算してみましょう。
「乗り換えた場合の年間電気代の差額」と「違約金」で差額の方が
大きければ、違約金を払ってでも乗り換えた方がお得と考えます。
・現在の契約に再加入できるか:乗り換えして電気代が安くならなかった場合、同じ契約内容に
戻って来られるか確認しておきます。(私の場合は不可でした)
*これらの確認方法は、電力会社のサイトに書かれていたりしますが、分からない場合は、
直接問い合わせしてみましょう。
燃料費調整額の上限の有無を確認しよう
大手電力会社は「燃料費調整額」の上限を設けている所が多く、この設定の有無は月々の電気料金に影響があるのでチェックが必要です。
『エネチェンジ』のサイトに比較表がありました↴
燃料費調整額比較
ちなみに私の場合、乗り換え前が大手電力会社だったので、この上限設定があるものと思っていたのですが、改めて我が家の契約内容を確認してみると、一番下に小さい字で『燃料費調整による上限設定はありません』と書かれていました💦
電力会社が設けている各契約プランによって上限設定の有無があるようですので、
確認しておきましょう。
電気・ガス価格激変緩和対策の補助金について
上記の燃料費調整額とは別に、政府の『電気・ガス価格激変緩和対策』による補助金というのがあります。(2024年4月現在)この補助金は電力会社が申請するものなので、自分が契約する電力会社が申請しているのかどうかをチェックするだけです。
以下のサイトで申請企業の検索ができます。
値引きを行っている事業者の一覧 – 電気・ガス価格激変緩和対策事業|経済産業省 資源エネルギー庁
*燃料費調整額とこの補助金による調整額は、請求書などでは、まとめて「燃料費調整額」とされていることもあり、一見わかりにくいです。乗り換え前の電力会社では、別の資料として内訳が詳しく説明されていました。気になる方は各社HPを調べてみたり、問い合わせてみてください。
電気はどこから来るの?
乗り換えを決めるポイントのひとつに、電気の供給元(電気をどのようにして作っているか)
を知ることがあります。
自分が使う電気がどのようにして作られているのか、調べて見ましょう。
新電力会社の多くは、再生可能エネルギー(自然に優しい)を利用しているため、
積極的に電気の供給元を公表しています。
再生可能エネルギーがどのくらい使われているのか、どの電力会社を応援(契約)しようか、といったことも考えてもよいかもしれません。
色々な会社を見ていると、取り組みや方針もさまざまで、興味深いですよ。
電気代の節約で始めた電力会社の乗り換えで、日本や世界のエネルギーについて
考えてみてもよいのではないでしょうか。
手続きはネットで簡単にできる
上記の確認ができたら、いよいよ乗り換えの手続きに入ります。
手続きは、本当に簡単で全てネットでできます。
アンケート形式で、家族構成や使用条件、アンペアなどの項目を選択していくと、
最終的に契約プランの正式な見積もりがもらえます。
契約プランや規約内容に同意すれば、それで申込みが完了します。
電力会社の解約もしてくれる
現在加入している電力会社の解約は、新しい契約先の会社が全て手続きしてくれます。
これは、切替時のタイムラグが発生して停電にならないために、どこでもこの方法で
手続きが行われています。
工事不要
現在加入している電気メーターの種類によるのですが、ほとんどの場合、電気メーターの
工事は不要となります。
切り替え日時が決まったら、連絡をもらってそれで終了となります。
切り替えた当日は、特に何もなく、気づかないうちに切り替えられていた、
という感じでした(*^^*)
新電力会社に乗り換えての感想
実際に乗り換えてみて、電気代は安くなりました!
これは、あくまで現時点(2024年7月現在)ですが、去年の同じ月と比べて
千円くらい安くなりました。簡単に計算して年間で12000円の節約になります。
しかも、乗り換えにかかる手数料等は一切必要なかったです。
あくまで我が家の場合ですが、大手電力会社と比べて良かったことをあげてみます。
乗り換えて良かったこと4選
・電気代が安くなった
・スマホで全て確認できる
・使用量がグラフで比較できる
・ポイントが選べる
・電気代が安くなった:千円でも安くなるのは本当に助かります。
・スマホで全て確認できる:スマホで電気代・使用量・検針票・規約が確認できて便利です。
・使用量がグラフで比較できる:使用量が棒グラフで表示されて一目で確認できます。
・ポイントが選べる:自分が使っているクレカのポイントを電気代で貯められるのはお得です。
まとめ
電力会社の乗り換えは、思ったより楽にできて、実際に電気代が安くなったので、
悩んで考えていた時間がもったいなかったと思いました。
みなさんも、どうしようかと悩むより、比較サイトで見てみるだけでも、電気代に対する
考えが変わって良いと思います。
サイトを利用することで、営業の電話がかかってくるわけでもなく、料金が発生することも
ないので、気軽に比較検討するには、便利です。
それぞれのライフスタイルに合わせて、乗り換えてお得になるかどうかを判断して頂ければと思います。
今加入している電力会社について調べてみて、納得して加入を続けるというのもアリですね♪