こんにちは。
文鳥を愛してやまない、文鳥飼育歴◯十年のさくらぶんたです 。
今回は、
🌱 手乗り文鳥」のはずなのに、手に乗ってくれない💦
🌱 成鳥で買ったけど、手乗りになる?
といった文鳥の「手乗り」に関する悩みや疑問を解決したいと思います。
結論から言いますと、どの文鳥も手乗りになります!
注意すべきこともありますが、長年文鳥を飼い続けた経験から、手乗りにするコツを順に説明したいと思います。
今回は、餌やりが必要な雛(手乗り確定)ではなくて、一人餌以上になった若鳥から成鳥くらいの文鳥を対象にしてお話します。
手乗り文鳥のはずが
「手乗り文鳥」と言われて、お家に連れて帰った文鳥さんが、自分の手に乗ってくれないというケースは、よくあると思います。
それは、「手乗り文鳥」ではなく、これまでお世話をしてくれていた方の手に慣れている「手慣れ文鳥」だからです。
こういう文鳥さんには、新しい人(飼い主さん)の手を、覚えてもらう必要があります。
手慣れ文鳥さんは、他の成鳥と比べて、人を怖がらない基礎は十分にできているため、少しの訓練で自分の手に慣れるようになります。
雛に餌をあげる時間がなかったり、成鳥になるまでの健康リスクを考えると、ブリーダーさんや、お店の方に丁寧に育てて頂いた「手乗り文鳥」は、とても貴重な存在です。
もし、「手乗り文鳥」として売られていたり、譲り受ける機会があれば、めったになりチャンス🌟です。
注意すること

どの文鳥さんもですが、お家に連れてきて大体1週間は、無理に触らず、最低限のお世話にとどめましょう。
最初の一週間は、文鳥さんとの信頼をつくる大事な時期です。
以下のことに注意して過ごしましょう。
✅️ 無理に触らない
✅️ 怖がらせない
✅️ 声を覚えてもらう
文鳥を怖がらせないことが、とっても大事です。
文鳥のように自然界で捕食される側の生き物は、警戒心がかなり強いです。第一印象で「怖い存在」と思われないように気をつけましょう。
〜〜文鳥を怖がらせるNG行動〜〜
1.上から掴む(大型の鳥に掴まれるイメージと似ている)
2.カゴに手を入れる(テリトリー侵害と思われる)
3.大きな音を立てる
文鳥は、鳴き声でコミュニケーションをとります。
飼い主さんとも、声でのコミュニケーションを好むので、口笛などで、文鳥さんが反応する音を探ってみましょう♪
トレーニングは1対1
トレーニングする文鳥さんと、飼い主さんとの二人きりで、トレーニングをします。
他に文鳥さんがいたら、放鳥しないでケージに入ってもらいます。
また、家族がいる場合、トレーナーになる方を1人だけ決めて、この方と毎日、二人(1人と1羽)だけでトレーニングします。
トレーニングの場所は、なるべく狭いところを選んでください。
文鳥さんがあまり止まるところがない場所がよりいいです。
わが家の場合は、廊下です。

最初は手のひら
手乗り文鳥といえば、こんな形↓が定番ですが……

もちろん、この形は、文鳥も飼い主も安定します。
ただ、目指す最終形態は、こちらです↓

これは、文鳥にとっても、飼い主にとっても幸せの形です。
ここを目指すには、まずは文鳥が最も恐れる「手のひら」に慣れてもらわなければなません。
そこで、わが家の廊下のように、文鳥さんが止まれるものが飼い主さんしかない、という状況を物理的に作って、訓練します。
ここの一番いいところは、私(人間)以外に文鳥が止まる所がないことです。
文鳥が飛び立っても、止まる所を探して、しかたなく自分に止まってくれるようになります。

これを繰り返すことで、次第に手のひらを怖がらなくなります。
もし、止まりそこねて床に落ちそうになったら、両手で優しく受け止めてあげてください。
短い時間を毎日続ける
この手乗りトレーニングは、最初は1分以内で終わらせてください。
個体の性格にも左右しますが、無理そうなら、すぐに中止します。
長くても5分以内にしましょう。
この5分くらいのスキンシップを毎日少しずつ続けることで、だんだんと慣れてきます。
わが家の場合、大体10日くらいで、ケージから自分で手に乗ってくるようになります。
頑張って、根気強く続けてみてください✨️
てんかん発作に注意

文鳥の中には「てんかん発作」を起こす個体がいます。
強いストレスがかかると、発作を起こしやすくなるので、注意が必要です。
突然死につながる場合もありますので、以下のような症状がでたら、すぐに訓練を中止して、ケージ内で安静にします。
・口呼吸で息苦しそうにする(口をパクパクさせる)
・座り込んだり、倒れる(立っていられない)
・キューキューやギューギューと苦しそうに鳴く
・突然目を閉じて動かなくなる
この症状が出ると、可哀想になって、つい手の中でホールドしたまま、見守りたくなりますが、慣れていない文鳥にとっては、人の手の中もストレスです。
この症状が現れたら、すぐにケージに戻してあげましょう。
止まり木では落ちてしまうので、ケージの床にそっとおいてあげます。
しばらくバランスを崩してバタバタしたり、じっと動かなかったりしますが、時間が立つと、回復してくるので、そっと遠くから見守る程度にしておきましょう。
ペアを解消したら手乗りになる
ここで、わが家のマロン君(写真左)のお話をしたいと思います。

マロン(シナモン文鳥・オス)はブンタ(桜文鳥・メス)のお婿さんとして、成鳥でお家にきました。
ですから、全く手乗りではなかったし、手乗りにするつもりもなかったので、訓練を全くしていません。
ブンタが年齢的に繁殖ができなくなった頃に、2羽を別々のケージに飼うようになりました。
このお1人様になれてきた頃に、マロンがなんと、自分で手の上に乗ってくるようになったのです‼️
全く訓練していなかった文鳥が、すんなり手乗りになったのはマロンが初めてです☘️
こういうミラクルもたまに起こります(*^^*)

まとめ
警戒心が強いと言われる文鳥ですが、長年飼育し続けていくなかで、根気強く訓練すれば、手乗りになることが分かりました。(さくらぶんた家調べ)
もちろん、個体差はあります。
無理をせずに愛情を持って接してあげると、必ず応えてくれる日がきます☀️
手乗りにすることで人に慣れ、爪切りなどのお世話や、病院でのかかり方も変わってくるので、文鳥にとってもメリット大です。
また、呼び寄せることができるので、部屋の中での放鳥も楽しめます。
自分の手の中で眠ってくれたりしたら、ますます文鳥の魅力にハマってしまうことでしょう😍
飼い主さんも文鳥さんも幸せになれる「手乗り文鳥」を目指して、ぜひ挑戦してみてくださいね。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
