する?しない?うさぎの避妊手術  

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ウサギ

ウサギの飼い主になって、最初に悩むのが「避妊手術」だと思います。

 

特にウサギのメスは、90%以上の確率(ほぼ100%とも)で子宮関連の病気に

なると言われるからです。

 

愛ウサギの赤ちゃんウサギも見てみたいという思いから、その可能性を

残しておきたい気持ちもありますし、

 

可愛いウサギさんのフワフワのお腹にメスが入るのかと思うと、

何だか可哀想な気もします。

 

そうやって我が家も決断を先伸ばしにしていたら、ある日突然、血尿からの緊急オペとなり、

結果的に1歳で避妊手術を無事終えることとなりました。

 

避妊手術はした方がよいのか

私の意見は、「飼い主が覚悟して決断すべき」です。

何とも歯切れが悪いのですが、手術を受けた後でも、そう思います。

 

「覚悟」するために、しっかりと飼い主さんで勉強が必要です。

 

勉強といっても、色々ですが、書籍や獣医師の方が公開されている

動画やブログとかでも勉強になります。

普段健康診断してもらっているかかりつけの獣医師の方の意見は、当然ながら貴重です。

 

そして、最後は飼い主さん自身で、責任を持って決めるべきです。

そうしないと、何かあったときに、誰かのせいにしてしまうからです。

 

我が家では獣医師3人(内2人は、直接診察してもらってます)に意見を

お伺いしてみました。

以下は、その3人の獣医師の方の意見を要約したものです。

 

獣医師A「ペットとして飼われているウサギの9割以上が

子宮関連の病気になっています」

 

獣医師B「この仔と永く一緒にいたければ、避妊手術をした方がよいです」

 

獣医師C「特にメスの避妊手術はしておいた方がいいです」

 

そして、お三方とも、この言葉を最後に言われました。

するかしないかは、もちろん飼い主さんが決めることです

当たり前のことなのですが、非常に重要だと思っています。

ペットを飼う、命を預かるということの責任を負っていることを

改めて考えさせられます。

 

避妊手術の時期

避妊手術に限らずですが、同じ手術するのなら、若い時の方が断然いいです。

なぜなら、手術するのにはウサギさんに体力が必要だからです。

他には、術後の回復力も若い方があると思います。

 

避妊手術の費用

病院によると思いますが、メスの場合、入院が必要になることが多いので、オスよりも

メスの方が手術費用は、高くなると思います。

 

我が家のかかりつけの病院では、メスの避妊手術は、33,000円でした。(2023年8月現在)

ウサギさんの状態によっては、血液検査やX線検査があったりするので、

手術しようと思う病院に事前に聞いておいた方がよいです。

 

ちなみに、病気での治療による避妊手術と、避妊目的による避妊手術は異なるそうです。

 

 

避妊手術にペット保険は使えるのか

加入されているペット保険の条件をよく読まれるか、問い合わせた方がいいと思います。

アニコム損保(2023年8月現在)では、適用外でした。

 

これも、避妊目的の避妊手術と、病的な避妊手術とでは、変わってくると

思いますので、加入している保険会社に確認してください。

 

手術のリスク

 

手術するかどうかの判断材料に「リスク」を考えることも必要です。

 

私の調べた限りでは、以下の2点が大きいリスクだと思いました。

 

リスク1:麻酔 

     人間でも麻酔のリスクはありますが、ウサギさんも体形や体質による

     リスクがあります。太りすぎてても、痩せすぎてても難しいそうです。

 

リスク2:術後の食欲

     術後は食欲がなくなると、病院から説明されましたが、

     我が家のもかちゃんも全く食べませんでした。

     ウサギさんは、2,3日食べないだけでも命とりになります。

     対策としては、強制的に流動食を食べさせる方法があるので、

     手術された病院に相談するとよいです。

 

リスクも前もって知っておくと、医師からの説明がよくわかるようになりますし、

何かあったときにも後悔しなくて済みます。

 

通院

 

特に問題なければ、傷口を診てもらうために、術後1週間を目安に再度診察してもらうだけで

済みました。ちなみに診察費用は600円程度でした。

 

エリザベスカラーをつけるのか気になるところですが、傷口をなめたりしなければ、

カラーをつけることはないそうです。

 

もかちゃんの場合、傷口を縫っているのではなく、医療用の接着剤で塞いでいました。

舐めると取れやすいそうです。毛が生えてくるころに、一緒にはがれるそうなので、

そのまま自然放置ということになりました。

恐い血尿

 

我が家のもかちゃんの場合、血尿が出ていたので、避妊手術に踏み切りました。

 

血尿は色々な原因があるそうなのですが、子宮からの出血という可能性が大きかったので、

避妊手術となりました。

 

ちなみにウサギに生理はありません。

 

もかちゃんを診てくれた獣医師の方は、以前に血尿のウサギさんが、診察から半日で

亡くなってしまった経験をお持ちで、もかちゃんに対しても、

手術の予約枠がなかったにも関わらず対応してくださいました。感謝しかありません。

 

もかの場合

 

ここからは、我が家のもかの術後の様子です。

あくまで1つの症例として、見てもらえたらと思います。

 

術後2日目のもか

 

表情は、飼い主にしか分からないのと思うのですが、完全に落ち込んでいます(◎_◎;)

この日は、この場所から一切動かず、何も食べずに静かに過ごしました。

 

退院前に病院で流動食を食べさせてもらっているので、大好きなペレットを食べなくても

心配しなくて済みました。

 

次の日から、牧草もペレットも通常通りに食べられるようになってました(^^♪

 

次は、手術の傷跡の写真です。

    

周りの毛があまり剃られてなく、傷口が腫れていたりもしないので、

すごい手術をした感じがしないのですが、逆にこれくらいに抑えてくれている

獣医師の方の手術の丁寧さと手腕なのかなと、思います。本当に感謝😊

 

術後の経過もよく、術後4日目くらいから、元気に過ごせるようになりました。

 

まとめ

 

もかが入院で家を空けていたのは、たった一晩だけだったのですが、

ウサギのケージに目をやっても、牧草をもぐもぐしている姿や、

寝そべっている姿がないことが、家族にとって、ものすごく寂しい夜になり、

もかの存在が大きかったことを再認識しました。

 

病院で無事に再開できたときは、涙がでそうになりました。

もかは、相変わらずのマイペースな表情でしたが・・・・・・

 

術前の様子や、術後に麻酔から覚めた時の様子など、夜遅くにでも

タイムリーで連絡をくれた病院にも感謝しています。命を丁寧に扱って

いる仕事をされていることに改めて気づかされました。

 

こうして我が家は、無事に避妊手術を受けることができました。

色々考えることはあると思いますが、飼い主さんがしっかりと勉強されて納得してから、

判断されるとよいかと思います。

 

参考にした書籍

参考にしたSNS

 

うさぎの情報サイト|あなたがウサギに出来ること (usagi.cn)

ウサギのお迎えに迷っていたときに、参考になったサイトです。

 

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