巣びきしなくても手乗り文鳥にする方法                            ~ ベタ慣れの文鳥は可愛い ~

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ペット

こんにちは、小学生の頃から手乗り文鳥を飼い続け、文鳥を愛してやまないさくらぶんたです。

こちらに来てくれた方は、手乗り文鳥が大好きな方、手乗り文鳥を飼いたいと思っている方、
文鳥をペアリングさせたい方、繁殖に成功させて可愛い雛を手乗りにしたい方、と
何かしら文鳥に興味をお持ちの方たちだと思います。

今回は、ちょっと変化球的なお話になるのですが、ご自宅で繁殖した文鳥の雛を、
巣引きすることなく、親鳥に全ておまかせで雛を育てあげてもらい、
巣離れした後の雛を人間が手乗りにする、という飼い主のワガママな企画です。

結論を先に申し上げると、巣引きしなくても手乗りにできます。

我が家でどのようにして、巣引き後に手乗りにできたのか、
順を追って説明したいと思います。

手乗りにするには

普通、手乗り文鳥を飼いたいと思った場合、孵化後2週間ほどで巣引き
された雛をペットショップかブリーダーさんから入手します。

その後、人間の手で餌やりすると、人間を怖がらなくなり、
成鳥になってからでも、飼い主にベッタリな手乗り文鳥になります。

この方法が一番確実です。

巣立ち後にひとりぼっちにする

巣引きしないで手乗りにする方法は、ずばり「ひとりぼっち」作戦です。

文鳥は、たいてい5~6個の卵を産むので、5,6羽の雛が一緒に
育ちます。

巣立ち後も、この兄弟姉妹は、しばらく同じカゴで一緒に暮らせます。

ただ、「文鳥同士=野生化」するので、巣立ち後すぐに、
それぞれ別々のカゴに入れます。

そして、この1羽に対して、毎日触れ合う訓練をしていきます。

もう少し詳しく以下で説明していきますね。

 

巣びき

話しが遡りますが、まず巣びきの説明をします。

巣引きは、卵から孵化して約2週間くらい経った雛を、巣から出して
親鳥から離してしまうことです。

我が家では、手元に残さない雛たちは、この時期に里子に出します。

ペットショップで売られている雛は、大体この時期です。

親鳥の代わりに、人間の手で保温管理や2時間おきの餌やりを
します。

  

巣びきの注意点

この時期の雛は、温度管理(保温器で28~30度)が必要になります。

また餌やり(2時間おきくらい)が必要になるので、日中に家を空ける
共働きのお家だと、この世話が難しくなります。

 

巣立ち

巣立ちとは、雛が自ら巣を離れて外にでるときですが、
実際は、親鳥が雛にエサをやらなくなる時期が、巣立ちになります。

巣立ちしていても、親鳥が雛(この時期は幼鳥)に餌をあげている様子が
見られる場合は、まだ幼鳥のひとり餌(自分でエサが食べられる)が
完了していないので、もう少し親鳥が子育てします。

親鳥がお世話している様子は、こちらの記事↓に掲載しています。
文鳥(ペア)から産まれた雛の種類と成長記録 ~ 2組のペアでの我が家の記録 ~  | 自然と家と生き物と (sakurabunta.com)

この時期の幼鳥は、親鳥を真似て水浴びをしたり、エサをつつく
練習をします。

そのうち、親鳥たちの次の繁殖期がやってきます。

その時期がきたら、幼鳥を攻撃して、カゴからも追い出そうと
します。

親鳥が攻撃する行為が見られたら、すぐに幼鳥たちを
別のカゴにうつします。

この時に、先程言ったように、1羽ずつ別のカゴに移し変えます。

学習期の手乗り訓練

学習期とは、孵化~1年の間、文鳥が食べ物や遊び等を
積極的に覚える時期で、好奇心旺盛な時期です。

本来、自然界で生きる本能として、文鳥は警戒心が非常に強い鳥です。
その警戒心は、学習期の後に形成されます。

なので、巣立ち後の幼鳥期は、まだ学習期の間にあたるので、
この学習期を利用して、手乗りを覚えてもらうのです。

 

訓練は時間をかけて

とはいえ、親鳥にすっかり慣れてしまっている幼鳥が、いきなり人間の手に乗ることは
難しいです。

最初は、バタバタとカゴの中を飛び回る幼鳥を、つかまえることから
始まります。

ただ、幼鳥なので簡単にできます。

その日から毎日、数秒ずつからでも手に乗せていきます。

最初は、両手で包み込むような触れ合いから始めて、
大丈夫そうであれば、手の指に止まらせる所まで、徐々に進めていきます。

しばらくすると手に慣れてくるので、カゴから出す際も、
捕まえるのではなく、カゴの扉を開けると、文鳥から手に乗ってくるようになります。

そして、だんだんと飼い主の肩や頭に止まることができるようになり、
最後は、名前を呼べば飛んで来るようになります。

一度手に慣れてくれると、そこからは一気にベタ慣れの状態になるので、
まずは、手を覚えてもらうことが大事です。

 

写真は、巣立ちから手乗りにしたダークシルバー文鳥のクッキーです。
(親は、桜文鳥のぶん太(♀)とシナモン文鳥のマロン(♂)です)

同じくクッキーです。頬すりすりで眠ってます(-_-)zzz

声でコミュニケーション

鳥は、声でコミュニケーションをする生き物です。

手乗りの学習期に飼い主が「チ、チ、」と声をかけたり、
口笛を聞かせたり、名前を呼んであげたり、とにかく自分の声を覚えてもらいます。

慣れると、手に乗っている状態で、文鳥が飼い主の声に反応して鳴きます。
慣れなかった幼鳥が、自分の声に反応して鳴いてくるのは、飼い主的には、
かなりキュンキュンします❤ 是非とも体験してもらいたいです!!

このコミュニケーションが取れていると、放鳥時に呼べば来るようになります。

手乗りにすれば可愛さ100倍

手乗り文鳥になると、文鳥へのこちらの愛情度も上がります。

カゴのそばを通っただけでも、鳴いてきたり、いつもの場所で待機して、
カゴから出してもらえるのを待つ姿が見られるようになります(*^_^*)

そうなれば、どんなに忙しい出勤前の朝でも、カゴから出して、

頬ずりのひとつでもしたくなります♪

そして、文鳥を置いて家を留守にすることに、罪悪感を感じるようになります・・・・・・

クッキーの「出して~」の待機場所は、ココです。

横目でしっかり見てます。

この目を見たら、無視できません。いや、無視したらダメです。

ベタ慣れ度に雌雄差はあるのか

我が家の場合ですが、雌雄差は「あります」

どちらかというと「メス」の方が、ベタ慣れしやく感じます。

手の中にホールドされることを好むのは、比較的メスが多いです。

家族で文鳥を飼っている場合、オスは家族の誰に対しても慣れてくれます。
いわゆる八方美人タイプなのは、オスです。
ただ、それほど誰かにベッタリする、という感じではないです。

メスの場合は、家族の一人だけにベタ慣れします。

ベタ慣れ度が進みすぎると、飼い主がパートナーになってしまう可能性も♡

 

まとめ

日中留守にしている場合、巣びきからの雛の世話ができなくて、
手乗りを諦めてしまいそうですが、学習期でも手乗りになる可能性は
大いにあるので、根気強く訓練していきましょう。

我が家のように、ひとり餌になるまで親鳥にしっかり育ててもらい、
学習期で手乗り訓練をすれば、日々仕事で忙しくても、
手乗り文鳥の夢はかないます。

自宅で繁殖までいかなくても、ペットショップで売られている、
ひとり餌になっている幼鳥がいたら、手乗りにできるので、諦めないで下さい。

ショップが記載している生体の情報から、生年月日(大体月の表記まで)を調べて、
生後1年以内であれば、手乗り文鳥になる可能性があるということです。

たとえそれ以上でも、お家で1対1の関係を根気強く続けていたら、
手乗りの可能性は、ありますよ。

お世話しているショップの店員さんから、どういう性格の幼鳥なのか、
聞いてみるといいですね(*^-^*)

よく慣れていると言われた文鳥さんなら、成鳥でも可能性は十分あります。
もし、手乗りを考えているなら、ショップで「風切羽」を切ってもらって、
飛べなくしてもらうというのも一つの手です。

風切羽は、切っても生えてくるので、その頃に手乗りになっていたら、
もう切らなくてすみます。

是非、手乗り文鳥の楽しさを感じてもらいたいと思います(^^♪

 

文鳥に関する書籍

文鳥に関する書籍を集めてみました。
番号は、ランキングではないです。

1. ㈱大泉書店発行の『幸せな文鳥の育て方』

オールカラーで見やすいです。

文鳥の飼い方や病気のことなど、文鳥全般を網羅しています。

文鳥を飼う前の予備知識に役立つ良書だと思います。

2. ㈱成文堂新光社発行の『小動物ビギナーズガイド 文鳥』

オールカラーで見やすいです。

個人的には、ジャワ島の野生の文鳥を紹介している章が気に入ってます。

いつか行ってみたいものです。

3. ㈱成文堂新光社発行の『文鳥の救急箱 100問100答』

文鳥ライフで発生する、よくあるトラブルの解決方法が掲載されています。

実際に飼育されている方なら、必須本だと思います。

4. グラフィック社発行の『文鳥のヒミツ』

著者は、小鳥の専門医。

獣医師の視点でわかりやすく説明されています。

5. ㈱誠文堂新光社発行の『文鳥式生活のとびら』

文鳥の入手方法や実際に飼育されている方の様子もわかります。

6. ㈱成文堂新光社発行の『小動物★飼い方上手になれる! 文鳥』

初めて文鳥を飼う方に向いていると思います。

7. ㈱成文堂新光社発行の『文鳥の時間』

文鳥をまだ飼っていない方が、文鳥の魅力を味わえる本だと思います。

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